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夏の風物詩

2017/8/18 スタッフ雑記

夏の風物詩と言えば、花火。今回は、花火に関するお話しです。

まず、日本の花火は次の2つに大別されます。
(1)製造から取り扱い、打上に至るまで許可が必要な大型の打上花火
(2)一般家庭等で使用・消費される許可が不要な花火

法令上、(1)を「煙火（えんか）」、(2)を「玩具花火（がんぐはなび）」と呼び、(2)は「おもちゃ花火」と呼ばれることが、今では一般的となっています。

やはり見ごたえと迫力という点で言えば、打ち上げ花火ですよね。
全国各地で開催される花火大会、毎年見物に行かれる方も多いのではないでしょうか。

ところでこの打上花火の大きさと打上高度についてご存知でしょうか？

大きさは、尺貫法に基づき「寸・尺」で表されている日本の花火（1尺＝10寸で1寸は約3ｃｍ）ですが、現在は「号」が併用され、3寸＝3号、4寸＝4号・・・10寸（1尺）＝10号、20寸（2尺）＝20号のように使用されています。

打上花火の中では比較的小さな3号玉でも、その到達高度は120ｍ前後（30階建ての高層ビル相当）に及びます。
10号玉（いわゆる尺玉）になると東京タワー（333ｍ）並み、30号玉（三尺玉）に至ってはスカイツリー（634ｍ）に匹敵する高さまで到達すると言われています。

尚、花火大会で使用できる花火の大きさは都道府県ごとに定められた「保安距離」（観客や付近の建物への影響を勘案した安全距離）によって決められています。